熱中症は屋外だけでなく、室内でも多く発生します。とくに高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくく、エアコンを使わずに過ごして発症するケースが少なくありません。室内の熱中症を防ぐための環境づくりを紹介します。
室内の熱中症が起きる理由
- 高齢になると暑さやのどの渇きを感じにくくなる
- 「冷房は体に悪い」「もったいない」とエアコンを使わない
- 湿度が高いと汗が蒸発せず、体に熱がこもる
「本人が暑くないと言う」ことを基準にせず、室温・湿度を数値で管理することが大切です。
環境づくりのおすすめ
まずは見える化:温湿度計
室温を下げる・補助する
👍 メリット
- 温湿度の見える化で危険を早めに察知できる
- 高齢者でも数値を目安に判断しやすい
- 冷房と補助グッズで快適さを保てる
👎 デメリット
- 本人がエアコン使用を嫌がることがある
- 停電時の備えが別途必要
- グッズだけでは室温管理の代わりにならない
家族ができる見守り
- 離れて暮らす場合は、電話で「室温は何度?」と具体的に聞き、温湿度計の数値を確認する
- 「28℃を超えたらエアコンをつける」など、わかりやすいルールを一緒に決めておく
- こまめな水分補給を声かけする。のどが渇かなくても飲むことが大切
- ぐったりする・受け答えがおかしいなどがあれば、涼しい場所へ移し、重症が疑われる場合は119番通報を
まとめ
- 室内の熱中症は高齢者に多い。暑さを感じにくい点に注意
- 温湿度計で見える化し、数値でエアコンを判断
- 冷房・補助グッズ・声かけで室内の熱中症を防ごう
よくある質問
- 高齢者がエアコンを使いたがらない時は?
- 「28℃を超えたらつける」など数値の目安を一緒に決め、温湿度計で見える化すると判断しやすくなります。電気代の不安には、扇風機やサーキュレーター併用で効率を上げる方法を伝えると安心です。
- 室温は何度を目安にすればいい?
- 一般に室温28℃以下、湿度はおおむね70%以下が目安とされます。ただし体調や住環境で異なるため、本人の様子もあわせて確認してください。
- 離れて暮らす親の見守りでできることは?
- 電話で具体的な室温を確認する、温湿度計や見やすい表示の機器を贈る、こまめな水分補給を声かけする、といった工夫が有効です。異変を感じたら早めに連絡を取りましょう。